
映像制作の時、スライダーがあれば撮れる絵の幅が広がるので是非持っていたいアイテムです。コンパクトで安い物も増えてきて、最近では伸縮式のスライダーなんかがたくさん出ています。自作パイプ式のものとレール式のものを持っていたのですが、伸縮式のNEEWR NW-500を買って試してみました。
NEEWER NW-500 amazonで¥17,999と伸縮式にしては安いスライダーです。メーカー説明によると最大移動可能距離1000mm 耐重量8kgとなっております。
移動距離
まず最大移動距離1000mmとメーカー説明がありましたが、実際カメラが移動できる範囲は直置きで350mm、三脚に載せた場合は700mmでした。

三脚に乗せると伸縮して二倍の距離を移動可能
スライド時のガタつきがある
直置きでスライドさせた場合は問題ないが、三脚に乗せて伸縮使用するとガタつきが発生。
よく見てみると、ベアリング締め付け調整ボルトが4本入っていない&ベルトテンション調整ホーローネジが2本入っておりませんでした。
ハズレ機だったのでしょうか、ネジ穴も斜めに切られておりました。
ということで修理&調整
小屋に持ち込み修理することにしました。
ネジ穴はM5のタップで切り直し山を修正。
入っていなかったネジはM5の半ネジキャップボルト30mmをホームセンターで購入、ホーローネジは小屋にありました。
小屋は散らかってますがお気になさらず。
ネジ穴も修正し、部品もそろい準備が整ったので調整です。
①まずはベルトの調整です。ベルトを止めているところを外し、張り直します。この時テンション調整用のホーローネジは完全に緩めた状態で張り直します。そうしないとテンション調整できる範囲がもともと短いのでテンション張る時足りなくなってしまいます。
②ホーローネジを緩めた状態でベルトを張りきったら、ホーローネジを締め込んでいきます。
程よくベルトを張ります。張りすぎてもゆるすぎてもダメです。
③ベアリングのついている滑車のネジを上下それぞれ締め込むことでレールとのピッチを調整できるようになっています。トルクレンチでトルクを設定して締めます。
弱めのトルクレンチがない場合は、実際に機材を載せてみながら締め込むのが良いでしょう。
まとめ
ベルト調整とベアリングとレールのピッチ調整を行うことで、ガタつきも無くなり、スムーズなスライドができるようになりました。中国製?の安物でも少し手を加えればバッチリ使えるようになりますので自分で調整や修理ができる方にはオススメですが、できない方は高価ですがマンフロットとかLIBECなどのスライダーの方が無難かもしれません。
今後もDIY日記を続けていきますので宜しくお願いします^^